安全安心の場作り

なぜ私が徹底して場を大切にするようになったのか?

「NLPの本質」と「人間の本質」を合わせてお伝えするようになってから、NLPに対して小手先ではなく、深い理解を得ていただけるようになりました。

それに比例して、現場で使える人が目に見えて増えてきました。

人間についての深い理解をもたらすレクチャーを、分かりやすく伝える

通常、深い理解力を要する内容は難しいことが多いです。
逆に、分かりやすく伝えると、どうしても表面的(浅い内容)になりがちです。

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しかし、私はどうしてもその両方、つまり「深い内容を伝えること」と「分かりやすく伝えること」を両立させたかった。

そこで、長年の試行錯誤から「内容の深さ」と「わかりやすさ」が共存するあまり類を見ないNLPセミナーを開発することに成功しました。これにより、さらに評判を呼ぶことができました。

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ただし、受講生一人一人に深く伝わるかどうかというのは、また別だということも分かってきました。

非常に濃い内容をお伝えしても、受講生の心に深く響くとは限らないのですね。

これは、お伝えする内容の質の問題ではなく、もっと土台となるところでした。

私のことを受け入れている方、信頼して下さる方には深く伝わりますが、どこか警戒している方、斜に構えている方には伝わりません。

どれだけ深い内容、有益な内容だったとしても、それを受け入れてくれる関係性が無ければ、相手に届かないのです。

レクチャーが伝わるかどうかは、私と受講生との関係性にかかっています。

受講生同士の関係と、受講生を取り巻く場全体の雰囲気はさらに重要です。

NLPセミナーでは、ワーク(実習)を多く行うのですが、受講生同士の関係性が浅い中でワークを行っても大きな変化は起きないからです。

ワークで深い体験が出来ないとしたら、残念ながらNLPを深く理解したとはいえないのです。

信じられないかもしれませんが、高度なNLPワークが受講者の変化を作り出すわけではないのです。
仮に、深く伝えることができるのならば、シンプルな一言を伝えるだけでも、あるいは基礎的なワークだけでも大きな変化を体験できるのです。

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このような意味で、「NLPを分かりやすく教えること」「人間の本質を理解すること」は大事ですが、それも言葉が深く伝わる環境かどうかにかかっているのです

そのために、受講生がリラックスしてレクチャーを聞き、深くワークに集中できるような安全・安心の場をしっかりと作るよう心がけてきました。

人間は変化したいと思っていると同時に、変化を恐れています。
だからこそ、安全・安心を実感できてはじめて変化を受け入れることができるのです。

深い人間理解に根ざす内容は、それが深い内容であればあるほど、大きな変化をもたらす可能性があります。
だからこそ、安全・安心な環境を作ることを最優先に考えているのです。

「3つの指導指針」と「2つの目的」